上村大使のペトロ・ラービグ訪問
平成31年4月15日
3月18日~19日,上村大使は,ジッダから北に約150kmのラービグにあるペトロ・ラービグを訪問し, 同社のナーセル・アル=マハシー社長, 住友化学の石飛会長と面談し, 施設を見学しました。また, 住友化学が所有・運営するラービグ・プラスティック・テクニカル・センター(Rabigh Plastic Technical Center)及び同社がサウジ・アラムコと共同で運営に携わるラービグ・プラステック・パーク(Rabigh PlusTech Park)も見学し, 井上尚之・執行役員, 武内正治・執行役員, 佐々木義純・執行役員からペトロ・ラービグ及び関連会社の事業概要について説明を受けました。
ペトロ・ラービグは, サウジ・アラムコと住友化学が, 2005年に設立した合弁事業で, 石油精製・石油化学の統合コンプレックスを運営する日サの象徴的なプロジェクトです。2012年から開始された第二期プロジェクトは, エタンクラッカーの増設及び世界最大級の芳香族プラントの新設等, 既存コンプレックスの拡張によりさらなる高度化を追求し, 付加価値の高い石油化学製品を供給するためのものです。住友化学の独自技術が導入されているだけでなく, 既存システムとの統合とサウジ人を含む現地運転員への技術伝承を確実に行うため, 住友化学の国内外の事業所から「職人集団」が組織され, サウジに派遣されました。
現場視察では, 住友化学が有する「暗黙知」を現地運転員にマンツーマンで伝承し, 帰任を前にされたオペレーターとエンジニアの方々にも, ご挨拶する機会がありました。設備の建設に加えて, 合弁事業が持続的に発展するように, 人材育成というソフト面にもパートナー企業として積極的に取り組まれたことは, 同社の次なる挑戦に向けての大いなる誇りと自信になったと思います。

ペトロ・ラービグは, サウジ・アラムコと住友化学が, 2005年に設立した合弁事業で, 石油精製・石油化学の統合コンプレックスを運営する日サの象徴的なプロジェクトです。2012年から開始された第二期プロジェクトは, エタンクラッカーの増設及び世界最大級の芳香族プラントの新設等, 既存コンプレックスの拡張によりさらなる高度化を追求し, 付加価値の高い石油化学製品を供給するためのものです。住友化学の独自技術が導入されているだけでなく, 既存システムとの統合とサウジ人を含む現地運転員への技術伝承を確実に行うため, 住友化学の国内外の事業所から「職人集団」が組織され, サウジに派遣されました。
現場視察では, 住友化学が有する「暗黙知」を現地運転員にマンツーマンで伝承し, 帰任を前にされたオペレーターとエンジニアの方々にも, ご挨拶する機会がありました。設備の建設に加えて, 合弁事業が持続的に発展するように, 人材育成というソフト面にもパートナー企業として積極的に取り組まれたことは, 同社の次なる挑戦に向けての大いなる誇りと自信になったと思います。


