海外子女教育

令和6年10月6日
海外子女教育は、第一義的には現地在留日本人の自助努力によって行われる教育です。海外子女教育を実施するためには、海外には日本人学校や補習授業校が設けられていますが、これらの在外教育施設も「在留日本人が同伴する子女の教育のために、在留日本人が共同して設置・運営している施設」との位置付けが基本となっています。
また、教育は各国の主権に属する事柄と一般に理解されていることもあり、海外子女教育は我が国の主権が及ばない外国において行われることから、政府が直接的に行えない等種々制約があるため、日本国内と同様の義務教育を行うことは困難です。
しかしながら、政府としては少なくとも義務教育に関しては「国内の義務教育に近い教育が受けられるよう最大限の援助を行うべきである」との考え方に基づき、外務・文部科学両省において諸般の施策を進めています。
 
外務省の海外子女教育に対する基本的な考え方等については、外務省ウェブページ「海外教育」をご覧ください。
 
日本人学校・補習授業校
 1 リヤド日本人学校(Riyadh Japanese School)(小学部、中学部)
リヤド日本人学校ウェブサイト
 
2
 ダハラン補習授業校(Dhahran Japanese School)
1980年(昭和55年)10月開校。サウジアラビア東部地区日本人会が運営主体となり、毎週金曜日に開校しています。
 
教科書無償配布
 文部科学省では、「日本国籍を有し、海外に長期滞在する義務教育学齢期の子女」を対象として、日本の教科書の無償配布を行っています。 

1 対象者
現在当館管轄地域に長期滞在(1年以上の滞在予定)し、現地校やインターナショナル・スクールへ通学している子女及び自宅学習の子女。
永住目的の方は対象外ですが、将来、日本の学校(中学校、高校など)へ進学または一時的に日本の学校に入学させたいとの意向のある場合は対象となります。

2 申込み、配布時期
申込み、配布時期については、領事メールおよび当館ウェブサイトにてお知らせしますが、およその日程は以下のとおりです。
[小学生前期用・中学生通年用] 前年度の9月頃申込み、翌年3月頃配布
[小学生後期用] 4月下旬から5月頃申込み、9月頃配布
 
3 必要書類、申込み方法
(1)リヤド日本人学校に在籍する子女の教科書は、学校がとりまとめて申請を行いますので、申込みは不要です。
(2)その他の学校に在籍する子女は、以下の書類を領事窓口またはメール添付にてご提出ください。
  ・教科書無償配布申込書
  ・子女のパスポートコピー(顔写真のページ)
   メールアドレス:consular-sec@rd.mofa.go.jp
(3)当館での申込み期間終了後に教科書配布を希望する場合
  申込み期間終了後に教科書配布を希望する場合は、(財)海外子女教育振興財団から教科書を郵送または日本国内で受け取ることが可能です。ただし、教科書は無償ですが、送料・手数料は申請者の負担となります。
     以下の書類を領事窓口またはメール添付にてご提出ください。
  ・教科書追加送付申請書
  ・子女のパスポートコピー(顔写真のページ)
   メールアドレス:consular-sec@rd.mofa.go.jp
 
4
 教科書受領方法
(1)リヤド日本人学校に在籍する子女については、それぞれの学校から配布します。
(2)その他の学校に在籍する子女については、以下方法で受領してください。
  ・大使館領事窓口で受領。
  ・東部州にお住まいの方は、同州領事出張サービス(年2回)での受領。
    ・送料自己負担にて、郵送による受領希望の方はご相談ください。

※在ジッダ総領事館管轄地域(マッカ州、マディーナ州)にお住まいの方は、在ジッダ総領事館にお問合せください。
ジッダ日本人学校ウェブサイト